2016年09月25日
小さくてもGTなん!? 第三次パラオ遠征第一日目 Island Seed ltd 9月11日

去年までは海外遠征なんて、暇を持て余しているセレブのやることで、自分なんかには無縁のことと思っていた。
去年8月の初遠征は家族旅行のついでで純粋な遠征とは言えなかった。
今年1月、思い切って釣だけのために単身パラオに行ってみたが、結構その気にさえなれば時間と費用は何とかなり、純な心と情熱で誠意を伝えれば家族も暖かく送り出してくれるということが解った。
出来ないだろう、とか自分には無理とか、頭から決めてかかっていて出来ないでいることって結構あると思う。
勇気をだして一歩踏み出せば、新しい世界ってモンが開ける?、、、ような気が、、するよ~な(;´∀`)
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てなわけで、調子に乗ってまた来てしまった、パラオ!(^^)!
丁度出掛ける日にGTγ160が発売され、喜んでバッグに潜ませてやって来た。
(手荷物にこのでっかい針が入っていたものだから、手荷物検査でタックル一式御開帳させられてしまった)

例によって夜中の1時過ぎにKORORのVIP hotel にチェックイン。
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9月11日、09:00
NECO marina へ。7か月ぶりにErik Vereenと再開。 相変わらずのBig男!
天気はところどころに雨雲が浮かび、島の中央部には激しく雨が降っている。
海上はそれほど雨っぽくはない、南洋の雨季らしい天気。
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どちらに行くかと思えば、本島(BABELDAOB Is) の東岸を北上しながら根やチャネルを数投ずつ打つ。
3か所目の根に移動し、数投目。
「バカァッ!」とルアーのところに水しぶきが上がった途端、竿先が持っていかれる。
しっかり重みが乗っているのが確認でき、「ガツンッ!}と合わせる!
完璧に乗ったァ~ッ(≧◇≦)
シャープで金属的に水を打つ衝撃がバシバシ伝わってくる。
GT間違いなし!
竿を立てて、テンションキープしながらじりじりと寄せる。
そして無事ランディング。

カーペンターの今年初めに出た舞姫にガッチリ食いついている。
幸先の良いスタートに、Erik とがっちり握手。
時間はちょうど10:00。
若干小さいが、GTはGT。開始1時間で本命ゲット出来て今回遠征の前途が明るく思えた。
これで心に余裕をもって落ち着いて釣りが出来るぞ~('◇')ゞ
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~~~この甘い考えが、この遠征に暗い影を落とすことになるなどとは
この時点では誰も思いもしなかった、、、、、(@_@)~~~
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そのあとは、南からの風に任せ、東岸を北へ北へと打ち上げてゆく。
11:30頃、チャネルを打っているとガバッッと舞姫がひったくられる。
ギリギリと巻き続けテンション乗っていることを確認、せぇ~の~でえ~で思いっきり合わせを入れると
すっぽ抜け~~~っ



相手も面喰ったようでしばらく逆とんぼりになってしっぽでバシャバシャ水面を打って泳いで行ってしまった( ;∀;)_U~~
間違いなくGT のしっぽだった。
しばらくそのあたりを打つも反応なく、船上でランチにする。
このあたりには、なかなかつけられる港やビーチがないらしい。
島の丘の上にはMelekeok の白亜の国会議事堂が見える。
結構北まで上がってきたようだ。
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気を取り直して後半戦。
空模様はだんだんと悪くなってきた。
何とか雨雲を交わしながら雨には当たらないで済んでいるが、帰りはおそらくスコールの中を強行突破せずには帰港はできなさそうである。

低く垂れこめた空と灰色の海。こうなったら南国パラオも日本海もなんにも違わない。(笑)
何度かはバイトがあった。
中には、まさに「海面が割れる」という表現しかしようがないような恐ろしいほどのバイトもあったが、補色には至らず、いたずらにドキドキしたがけであった。
そして、ヨコシマサワラのタックルにも遭った。
まるで潜水艦から発射されたミサイルさながらのジャンプ。
3秒は空中を飛んでいた。舞姫はぽ~んとはじかれてしまった。
雨雲をバックに飛翔するヨコシマサワラは圧巻だった。
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そうこうしているうちに、帰港の時間に。
1本獲ってるという余裕と、明日もあるという状況で、すんなり「かえろうか」という感じ。
そして予想通り、眼も口も開けられないような激しいスコールの中を突破して帰港。
しかし、ふたを開ければ朝の1発ゲットしたのみ。
野球で言うと1回表の1点のみ、て感じ。
1日目終了。
■■ 本日のタックル ■■
①カーペンター エンドレスパッション85/36、シマノ ステラ14000XG、PE6号、リーダーナイロン130lb
ヒットルアー:カーペンター舞姫120-220ブラックバック
●●本日の釣果●●
ロウニンアジ(小さいけど) 1匹