加太のタイラバ 海足りん ~4ヶ月ぶりの釣行~ 白墨丸 2月23日

ikazuchi

2022年02月25日 09:39

何かいつも胸のどっかにモヤがかかって、些細なことにイライラし、さっさと動けばいいのにソファーから腰を上げることができず、さしてしなければいけないことがないのに常に何かしなければならないような気分になってモヤモヤし、この1週間なんだか忙しかったなと思いつつも何で忙しかったのかとりとめなく、また、来週もなんだか忙しそうだなと考えているうちに絶望感に打ちひしがれてゆく。
「全部コロナのクソ野郎が悪いんや」とすべてをコロナのせいにしてみたところで、コロナが明日すっかり無くなったら、すべてがハッピーになるなんてことにはならないだろうなということぐらいは何となく想像はつく。
恐らく、もうそろそろ限界に達してきたのだろう。
この症状は紛れもなく
「海足りん」
に他ならない。
しかしひとたび堕落した精神と身体は、容易にはこの粘稠な日常の滓から引き剝がすことは出来ない。
何とか上体をもたげても、どこかからいかにももっともらしい理由を見つけて来ては再び滓の中の安息に沈む。
アッキーに電話をかけるまでどれだけ時間がかかったことか。
今までなら空いた日が見えた途端に電話をしていた。
たった1本の電話をかけるのにこれほどまでに逡巡するとは、、
でも掛けた!遂に掛けた。そして予約した。



2月23日天長節午前0600 白墨丸の紅丸に乗り込む
寒波が居座ていて風が切れるように冷たい。
海の上にいる!
冷たい潮風を切りポイントへと向かう。
海に出ているんだ!
新鮮な感動が沸き起こってくる。それと同時に海が僕の体内に、まるでカラカラに乾いた植木鉢に水が音を立てて浸み込んでゆくように満たされてくるのが判る。干からびた心に精気が漲る。
あ~っ、もっと早くこればよかった。
海の精気は僕の精神には必須ビタミンのようなものなのだ。
来てよかった。

だからといってそれが釣果につながるかと言えば、そんなに甘いものじゃない。
魚探には魚影がこれでもかと写り、タングステンんは良い角度で滑り出してゆく。それなのに全く生命感を感じない。
僕だけじゃなく誰も。

当たった!
ん?ハズれた?
いや、居る
何かかかってるけど間違いなく鯛じゃない



サバくん
これが今日唯一の獲物となった。
アッキーが延長して続けてくれたが、最後まで全く触りもしなかった。



でも、不思議と気分は爽快だった。
兎に角海に出られたことだけで今の僕にとっては大きな一歩だ。
辛くてしんどくて、どうにもならない気持ちの時こそ、海に出よう。

もちろん、釣れた方が良いのは当たり前だけどね((笑)

■■ 本日のタックル ■■

ABU アブガルシア ESSS-74UL60-FS-Limted エラディケーターセブンスペシャル シマノステラC3000(2号機)PE0.8号、リーダーフロロ4号

●●本日の釣果●●

サバ1匹


あなたにおススメの記事
関連記事