釣考記

前回の日本海ハピネスで、キャスティングによる、ブリのトップゲームの威力を見せつけられて、キャスティングもやらなあかんなあ、と思っていたところ、先日ファンキーから
「オフショアトーナメント行かへんか」
と、誘われて二つ返事でOK！
それから慌てて
ダイワ　キャタリナ4020PE
ラグゼ　トップギア73M
を購入。
ブリに柔し、シイラに硬しといったところか。
オールラウンドといえば聞こえが良いが、どっちつかずとも言えるタックル。
見た目はブラック×シルバーでシックな感じで良し。
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そんでもって、6月10日0430
串本海中公園駐車場にファンキー山岡率いる「チームFUNKY」7人顔を合わせて結団式。
全員ファンキーつながりで集まった面々。
そのあと皆で大会本部のある串本有田港へ。
我々の乗る船は
ゼッケン5番「友美丸」
いよいよ黒潮の真っ只中に出港



向かうは潮岬灯台の真裏沿岸。
さすが黒潮というだけあって澄んでいるが黒い。そして速い。
友美丸は見事に普通の漁船。
普段至れり尽せりのジギング船に乗り慣れている者にとっては少々勝手が違う。
みよしに立つも手すりがない。
船べりに膝をつく、あるいは座り込んで激しいうねりの対応しながらのキャスティング。
「これ、6時間続けんの？」
気が遠くなる思い。
いきなり、チームの丸ちゃんにヒット。紛れもないシイラ。
すごいファイターである。
左右へ手前へと縦横無尽にファイトする。
1ｍに達するオス。ジャンプする姿は見事であった。
見事、ネットイン。
その後、ファンキーが立て続けに竿を曲げるが、謎のラインブレーク、そして別船のラインとクロスしてのラインブレーク。
そして僕はというと、ライントラブルの連続で、その時合いに乗り遅れたまま釣りが出来なかった。
結局この地合いでの我船の釣果は丸ちゃんの1本のみ。
地合いが去ったのをみて船長が移動を判断。
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移動すること15分、鳥山発見。
皆、鳥山に向かってキャスト開始。
ところがまたまた、僕はライントラブルに見舞われる。
痛恨のバックラッシュ。
するといきなり、僕の横でキャスチングしていた宮本軒の竿が曲がるやボトム方向に鋭く突っ込んでいく。
「ツナや！」
とファンキー。
確かにシイラのファイトとは全然違う、3次元的で金属的なファイト。
魚体が水面に見えてきた。
ツナだ。
無事ネットイン。
美しい60cm程のキハダだ。メタルと青と黄色のえも言われぬ輝きにうっとりする。
今度はまたまたファンキー。
こちらもキハダ。
結局この地合いで船中4本のキハダが上がる。
すべて60cm前後の魚体だた。
またしてもこのキハダの時合いに僕は殆ど参加できずじまい。
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ライントラブルの原因が解った。
単純なこと。ラインの巻き過ぎだ。
いつもはバーティカルジギングだから少々の糸の巻きすぎでは問題は生じなかったのだが、キャスティングにとっては初歩的かつ致命的なミスだった。
初キャスティングにして大切なことを学んだ。
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その後鳥山を追って北へ北へと移動する。
するとドカドカ鳥が突っ込んでいる鳥山発見。
鳥山を左舷に見つつ鳥山の前方に回り込むように船を付けてくれる。
投げていいのかなあ？と思っていると
「はよ投げんかい！！」
と、船長の怒声。
みんな、キャスティング開始。
今度はソーダガツオの群れのようだ。
糸巻量を調節し、僕も参戦。
僕のルアーに何かチェイスしてる、と思った直後
ギューッと竿に重量が乗る。
軽快なスピード感溢れる引き。心地よい手応え。
ごぼう抜きで上げる。
40cm弱のソーダガツオ。
僕のオフショアキャスティング記念すべき初獲物。
気持ちよかった。
抜けるような青空の下。銀ピカの魚体が船上で鋭く震える。
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そのあと、いくつかの鳥山については上げた。
結局5本のソーダガツオを上げた。トーナメントルールで他魚のキープは3本だったので、不意の大物に1本分開けておいて2本のみキープした。
結局僕の釣果はここまでで、1200のストップフィッシングを迎えた。



1230ごろ無事、皆無傷で有田漁港に上陸し、検量に臨んだ。
そしてそのあとレセプションパーティーで結果発表。
メインのシイラは我船から入賞はなかったが、他魚部門では、キハダの群れに当たったのが幸いして
1位、4位、5位を我船で占めた。



僕はもちろん釣果での入賞はなかったが、レセプションのジャンケンゲームでRBBの膨張式ライジャケとオフショア用オーバーパンツ（両方合わせて定価￥30000）をいただいてご機嫌(*´∀｀*)。
エントリーフィのもとを充分取ることができた。
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南紀のオフショアキャスティング。
魚がみなピカピカで、いつも見る日本海の魚とはまた違った趣であった。
一言で言えば華のある魚たちだった。
またこのままでは終われなくなってしまった。

今日のヒットルアーはこいつ
スミス　ドラゴンサラナS125mm35g



やはり南紀は遠い。4時間かかった。
しかしファンキー達と交代で運転しながら、色々語っていると、まあその時間も苦痛ではなかった。
（一人だったらしんどかっただろうなあ）



帰って早速造りに。
かつおをさばくのは初めて。
非常に柔らかい身。赤身だ。
意外にもものすごい脂の乗りだった。
新鮮で脂ののったカツオの旨さを知った。
殆どトロだった。

■■　本日のタックル　■■
ラグゼ・トップギア73M、ダイワ・キャタリナ4020PE
ＰＥ2号　リーダー40lbナイロン
スミス　ドラゴンサラナS125mm35g
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●●本日の釣果●●
ソーダガツオ：5匹　Max38cm