盛夏の壱岐でエギング 夏イカに挑戦! 8月16日

ikazuchi

2019年08月26日 14:12



壱岐は大好きな島。とにかく素朴、という以外ない、これといった観光名所もなければ、無意味な観光客もいない、素の田舎が体験できる。
それ程大きな島ではないが、決して狭い印象はない。壱岐を大きな島と感じるのも小さな島と感じるのも、人にもよりけりだし、論じる観点によってあるときは小さな島と言われ、ある時は大きな島ともいわれるのだろう。これは壱岐に限ったことではない。

壱岐に行くにはフェリーかジェットホイルという船でなければ行けない。
おそらく、これが壱岐の良さを保てている最大の要因だろう。
橋が架かれば大量の車や物資がなだれ込んでくるし、ヒコーキがあれば観光地としてももっと発達するだろう。
島のひとにとったら暮らしが便利になり、自治体も潤うだろうが、それと引き換えに、素朴で美しい島の風景や暮らしは消滅するだろう。
難しい問題だ。


壱岐観光の目玉、猿岩! 我々が行ったときは観光客0でした。

家族旅行と釣を兼ねて15日に壱岐へ渡る予定だったのだが、台風の影響で山陽新幹線が終日ストップで、旅程が一日短くなり16日に島に入った。
その日は台風の風波がまだ強く、南向きはとても釣りのできるような状況ではなく、釣り場の下見で終わり。

17日0430から家族4人でエギングロッドを引っ提げて出発。南風がまだ相当残っていて、風裏の島の北側へ行ってみる。



いい感じなのだが、夜明けからしばらく探るもアタリなし。
次のポイントへ移動。
潮通しの良さそうな防波堤を見つけてやってみる。



アタリなし。
銀の字はエギングあきらめライトリグに切り替えてなんか楽しそうにやっている。
向うの方で何やら盛り上がっていると思ったら、ライトリグでシオを上げていた。
午前のエギングは完敗。



0900頃、いったん引き上げ、お墓参りに。その後、中野郷の叔父夫婦と昼食。
その後、宿に戻って一息ついて、再び釣りに出かける。
台風の影響はもう消えつつあり、真夏の美しい海の風景が戻ってきている。
南側でも場所を選べば釣りが出来そうになってきたので郷ノ浦で竿を出す。



こういう夏の海の雰囲気が好き。
釣れなくても、海辺で遊んでいる、それだけで十分。
しかし、それにイカが釣れればなお良しだが、なかなかイカは反応してくれない。



いっちょ前のタックルが泣くで(;'∀')

銀の字はすっかりライトリグにハマって、ひとり楽しんでいる。
ガッシーは結構当たって面白そうにやっている。



イカはどうもダメっぽいので僕もつい、ライトリグで遊んでしまう。
それなりに、面白い。
護岸ぎわをチョンチョンやっていると「コツコツ」と心地よいアタリが伝わってくる。



いい暇つぶしになる。
ガッシーが5~6匹釣れた。


ここはドバイか?タクラマカン砂漠か?

あまりにイカの気配がないので移動。
外海に面しているところはまだ風が強いので入江の奥まった漁港へ行ってみる。
案の定風はなくとてもいい雰囲気なのだが、ここでも全く辺りは無し。
夕マヅメ期待されたのだが結局ノーヒットで終わる。


とても情緒豊かな美しい入江だった。

陽も落ちたので、晩メシを食いに。
壱岐は魚介類のイメージが強いが、実は肉に関しても有数の産地である。
壱岐牛。
一般にはあまり知名度は高くない。
なぜかというと、壱岐は仔牛を生ませて、ある程度になった仔牛を全国の肥育産地へ送り出しているからである。
高名な松坂や神戸も壱岐生まれの仔牛たちが沢山いる。
数は少ないが、壱岐島内でも肥育までやっている農家があり、質の高い肉が食える。

叔父に勧められた芦辺の「うめしま」に食べに行った。
驚いた!こんなクオリティーの肉が食えるなんて。
しかも、その安さにもう一度驚き!
たぶん、京都や大阪なら2~3倍はしてもおかしくない。
牛を食いにだけ壱岐に行く値打ちがあるといっても過言ではないと思った。


これが壱岐牛、素晴らしいの一言

18日最終日
今日も0430に4人で出撃。
このままではイカを見ないまま旅行が終わってしまう。
釣りブログのネタがなくなってしまう(焦り,,,(;'∀')

幸い台風の風の名残はなくなった。そこで、2年前に良い思いをしたポイントへ。
南に面した湾の奥まったところなのだが潮通しが良い。
ヤエンのオジサンがひとり先行していてその周りでやらせてもらう。
やっぱりここはそれなりのポイントなんだ。

護岸から南西向きに、岩場に続く緩い駆け上がりを狙う。
開始30分ほど、3度しゃくってフォール中「つんっ」とアタリを感じ、合わせる。
「ジィ~~~~~~」
エエ音!
イカ乗ったぁ
2日目にしてようやく、待ちに待ったヒット。
結構ずっしり、逆噴射も元気。
銀の字がすかさずタモをもってきてくれて無事ネットイン。



650g。エギ王K3号ブルーポーション
嬉しかった。

一匹上がるとテンション上がる。
そのポイントはまなみに譲り、僕は護岸から続く岩場の駆け上がりを西へ西へと探ってゆく。
とうじろうも岩場の方へやってきている。
僕はずいぶんみんなと離れたところまで来ていたが、とうじろうがわいわい言っている。
慌てて戻ってみるとイカ掛けている。
けっこう浅いところでヒットしたようだ。



お見事440g。とうじろう初アオリゲット!
おろしたてのテイルウォーク・EGIST TZ 77Lに墨をつけてくれた。
エギ王K2.5号 ムラムラチェリー

どうやらとうじろうはこのちょっと前にも1杯かけて、取り込みで落としているらしい。
そこで僕も2.5号にチェンジしてみる。
岩場から続くゴロゴロした浅い駆け上がり。集中していないとあっという間に根掛かりだ。
そして3回シャクってフォール中に「とんっ~」とアタリ。
バシッとあわせて乗った。



僕2杯目ゲット。エギ王Live 2.5号 ピンクレッド

この状況を見て銀の字もいつの間にか餌木をセットしてやり始めている。
そして、いきなり「キタ~」と叫んでる。
とうじろうがすぐにタモをもって駆けつける。



けっこうひっぱってる。まあまあありそうだ。
えらい勢いで墨をはきながらネットに吸い込まれる。



710g エギ王Live 2.5号 ピンクレッド

しかし、そのあとは続かなかった。1時間ばかしの間に続けさまに釣れた。
良い時合い当たったのかもしれない。
そのまま0900納竿となった。
2年前ビッグなやつここで上げたまなみは、今回残念ながらマルボウズで終わってしまった。



お昼は中野郷の叔父宅に招かれていたので、叔父宅でさっそく釣れたてのイカを捌いていただいた。

1600、叔父夫婦に見送られて島をあとにする。
あっという間の楽しい楽しい、そして若干ハードな壱岐旅行だった。

壱岐は本気で探ればいくらでも好ポイントがありそうだ。
エギングに限らず、磯からのキャスティングなんかもやってみたい。
またふたたび訪れたいものだ。



アオリイカ、ゲソとミミの天ぷら
美味すぎて死にそうだ、これは。


■■ 本日のタックル ■■
①僕
 エバグリーン・スキッドロウPSLS-86Mレーザージャーク+
 シマノ・ステラC3000+Livre wing100,PE0.8,リーダーフロロ4号
②とうじろう
 テイルウォーク・EGIST TZ 77L+
 シマノ・ステラC3000+Livre wing98,PE0.6,リーダーフロロ1.7号
③愛美
 シマノ・セフィアBB S803ML +
 シマノ・ストラディックC3000HG+GomexusPowerhandle92mm,PE0.6リーダーフロロ1.7号
④銀の字
 ラグゼ・コーストライン EG-R S76MH-solid.F +
 シマノ・セフィアCI4 C3000HGSDH PE0.6号 リーダー フロロ1.7号

●●今回の釣果●●
アオリイカ4バイ(710g,650g,500g弱,440g)
シオ1匹
ガシラ10匹くらい
アイゴ1匹



















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