夏の壱岐 エギング紀行 郷ノ浦 8月16日

ikazuchi

2017年08月30日 23:47


お盆に長崎県壱岐に行ってきた。タイトルをご覧になれば、あたかも満を持してエギングの聖地へ意気揚々乗り込んだように思われるだろうが、実は、お盆の親戚の法事で壱岐に行くことになり、それならば、竿を持っていかない訳にはいかないだろう、ということになったというのが実際のところである。
はじめは、波止で子供にちょっと竿を出させてやれればいいかな、くらいに考えていたのだが、色々調べているうちに、相当アオリが面白そうだということが解ってきて、そうなるとだんだんと話が大きくなってきて、かなり積極的に道具をそろえたりしだして、果てには法事で行くのやら、釣をメインに行くのやら自分でもわからなくなってきてしまった。
という感じの壱岐エギング紀行である。



壱岐というところは大変魅力的なところで、とにかく、観光ズレしていないところが良い。
一言でいうと、とても穏やかな島という印象だ。
地図で見るよりも実際に上陸すると「大きいなあ」と感じる。
決して都会とは言えないが人が普通に生活している。ちゃんとした街もあり、自然と文化が当たり前に、作為的でなく共存している。
そんなところが魅力だ。

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さて、15日に島に上陸して翌朝に早速郷ノ浦のとある堤防に出撃。
いろんな人に適当にポイントを聞いてきたのだが、果たして本当にイカが釣れるものなのか。
当地ではアオリイカはミズイカと呼ばれていて、なかなか珍重されているようだ。
エギングなんて言わず、「イカ曳き」というそうな。
なんかイイねえ。イカ曳き( ^^) _U~~

夜明け前にポイントに入り空が白み始めていざ開始。
とはいうものの銀の字といとこのは~ちゃん連れての釣行だけに、お決まりのごとく、やれどこかに引っ掛かっただの、何が無いだの僕が竿を出す暇もない。やれやれ。
波は穏やかなのだが外向きは少々風があって釣り辛い感じ。



子供たちは本当に釣りになっているのかよくわからないが勝手に防波堤をウロチョロとかなり遠くまで行ったりしている。
僕もようやく自分の竿をセットして数投やりはじめたところ
遠くの方から
「パパ~ぁ釣れた~ぁ!来て~ぇ」
ホンマかいなと思いながら一応タモを持って防波堤を走る。
銀の字の竿の先を見ると、確かにイカが付いているではないか!
海面まで約3m、タモを伸ばしてすくい上げる。



立派なアオリイカ。
釣れるんだ。
いや~ぁ、ちょっと感動してしまった。
子供はやっぱり疑うことなく希望を持ってやっているのが良いのだろうか。
立派なもんだ。



さあ、これからと言いたいところだったが、今回は遊びに来たのではなく法事に来たので、それをすっぽかすわけにはいかない。
0700過ぎに納竿し、ホテルへと帰る。
しかし、ちゃんとイカがいることが解り、しかも短時間で1パイでもキャッチできたことはとても嬉しい。


     *       *       *       *

この日このあとはちゃんと法事を済ませて、親戚一同会してお昼からご馳走を食べて何かとバタバタ忙しい一日だった。
その合間、壱岐の素朴ではあるが美しい風景に触れることが出来た。
特別な景勝地でも何でもないけどどこを見てもとても絵になる。
しばらく写真でもご覧ください。




この日の夜はホテルに頼んで銀の字の釣ったイカを捌いてもらった。
包丁代は取られたが、それはそれはきれいにやってもらって、しかもむちゃくちゃ旨かった。
刺身もさることながら、ゲソとミミをテンプラにしてくれてそれがまた大変美味しかった。



さて明けて17日
今日は夕方にはもう帰らなくてはいけない。
ちょっと観光やお土産調達なども計算に入れると朝マズメの一撃しかもう時間がない。
この日の朝は、銀の字と愛美と3人で、昨日の朝に行ったポイントへ再び出撃する。



今朝も外側から始めてみたが、やはり風がありシロウトにはどうも釣りにくい。
僕も釣りは普段からしているもののほとんどがオフショアだけに、オカッパリはド素人もいいところで、さっさと内側の釣りやすい方へと移動してしまう。もちろんオカッパリのエギングも過去に2度ほどやった程度でハッキリ言って銀の字と愛美とレベル的には同じだ。
シロウト3人でいいかげんな釣りしている。



とか言いながら、エギだけはたっぷり持参。
準備期間中、釣具屋にちょっと行っては2~3買い足しているうちにエギまみれになってしまった。
釣具屋の術中にまんまとはまってしまっている。
用もないのに釣具屋に行くべきではない。
*       *       *       *
さて、内側に移ってしばらくやるもののなかなか当りが出ない。
そう簡単なものではないのかなあ、とか思っていると
「釣れた~っ!」
と今朝もまたもや銀の字の叫び声。



お見事、昨日よりもサイズアップ。
素直な子供がやはり釣るのか。
その後ついに僕にもヒット。
いい感じで重みが乗り、じりじりと巻いてゆく。
ちょっと、ドラグ出すぎかなと思って少し締めた途端、スコンッとばれてしまった(>_<)
そうこうしているうちに0900、ホテルの朝飯には帰らなければいけない。
と思って竿を仕舞いかけていると愛美が
「何か重たいもんひっかかってる~。藻かなぁ?」
とか言っている。
ラインの先をみてみると、イカが寄ってきているのが見える。
「イカ乗ってるやん!」
近づいてくるとなんかデカい
デカい!
デカい!!



凄い!デッカイアオリイカ
やってくれました。
家に帰ってから秤に乗せると935g
もうちょっとでキロオーバーだったな。



結局僕はボウズだったが、銀の字が合計2ハイ、愛美がデカいの1パイ上げることが出来た。
自分で釣れなかったことは悔しいけど、それ以上に2人が結果出したことがとてもうれしかった。
タックル、エギの選定、ポイント探しといろいろやったことが間違ってはいなかったということ。

「オカッパリ」
オフショアよりも釣としては面白いな。

■■ 本日のタックル ■■
①ラグゼ・コーストライン EG-R S76MH-solid.F + シマノ・セフィアCI4 C3000HGSDH PE0.6号 リーダー フロロ2号
②シマノ・セフィアBB S803ML + ダイワ・セルテート3012H PE0.8号 リーダー フロロ2号

●●今回の釣果●●
アオリイカ3バイ(935g 470g、、、)


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